
皆さん、こんにちは!
愛知県名古屋市と春日井市と豊田市・岐阜県土岐市にある
軽自動車の未使用車専門店パッションです。
OEM車という言葉を聞いたことはありますか?
街中を走行していると、同じ車種でも別メーカーのエンブレムを装着した車があります。
そのような車がOEM車と呼ばれる車です。
しかし、日常ではなかなか耳にしない言葉ですので、その仕組みや重要性について詳しく知っている方は少ないかもしれません。
今回は、OEM車とはどのようなものか、メーカー別のOEM車など詳しくご紹介します。
目次
1. OEM車とは何?
OEM(Original Equipment Manufacturer)車とは、他社が開発・製造した自動車に自社のブランドで販売している車です。
基本的な構造は同じですが、見た目やデザイン・内装などを変更して販売することもあります。
OEM車は、自動車メーカー同士でメリットを共有して行われる販売手段で、トヨタとダイハツ、トヨタとスバル、日産と三菱、スズキとマツダなど、各メーカーにラインナップされています。
例えば、ダイハツのトールという車はトヨタでルーミーという車名で販売されています。
このように生産したブランドから提供を受けて、自社のブランドで販売した車はOEM車と呼ばれるのです。
一方、日産の「SAKURA」と三菱の「eKクロスEV」、トヨタの「GR86」とスバルの「BRZ」のように共同開発された車両はOEM車とは言いません。
ベースは同じでも、内外装や足回りなどを変えることで差別化が図られており、開発に参加したメーカーはそれぞれのブランドで販売します。
2. OEM車のメリット
2-1 お得にできる可能性がある
製造メーカーのオリジナルの車両とOEM車は基本的にはエンブレム以外同じ車です。
そのため、新車価格もほぼ同じです。そして、全てのケースではないですが、OEM車のほうがより大きい値引き対象になる場合があります。
在庫状況やメーカーによっても異なりますが、OEM車に抵抗がないなら検討してみるのもよいでしょう。
2-2 納期が早いことがある
OEM車の方が早く納車される場合があります。
人気の車はすぐに売り切れになって、納期が延びる傾向があります。
しかしOEM車はベース車ほど知名度が高くないことから在庫がある場合があるからです。
OEM車はそのメーカーにとってメインのラインナップではないため、販売や宣伝への力の入れ方が違います。
そのため、製造元のメーカーで納車待ちになっていても、OEM車は在庫があるケースがあるのです。もちろん同じオプションが装備できる場合と、そうでない場合があるので、必要なオプションが設定されているか確認しておきましょう。
2-3 選択肢が増える
メーカーオリジナル車とOEM車は基本的には同じ車です。
しかし、グリルなど一部デザインや標準装備などが異なるものもあります。ということは考え方によっては、同じ車種でも選択肢が増えるという捉え方も可能です。
3. OEM車のデメリット
3-1 オリジナル車よりはイメージが悪い
OEM車はどうしても提供元のエンブレムではなく、販売しているメーカーのエンブレムになります。
そのため、製造しているメーカーのエンブレムではないのが「かっこ悪い」と感じる方もおられます。
しかしトヨタのライズとダイハツのロッキーのように、OEM車の方が人気があるというケースもあるので、一定というわけではありません。
もしメーカーにこだわりがあるなら、製造元のメーカーのエンブレムの方がよいと感じる方もおられるでしょう。
3-2 下取価格に期待ができない
OEM車の多くはOEM供給元のオリジナルの車よりも人気が低く、知名度も高くないことが多いです。
そのため、中古車市場ではオリジナル車よりも低い価格で取引されることも多く、中古車として下取りにだした際にもその下取り価格が低くなってしまうことがあります。
下取り価格も同じように、トヨタのライズのようにOEM車ですがトヨタの販売力の高さもあって人気が高いという逆転現象が起きています。
もし購入した車を長く乗るつもりであればデメリットではありませんが、乗り換えを検討しているなら懸念点の一つとなるかもしれません。
軽自動車にはOEM車が多くラインナップされています。軽自動車を自社で生産していないメーカーもあるため、OEM車を販売することで軽自動車を確保しています。
マツダやスバルは軽自動車のラインナップはすべてOEM車となっているので、軽自動車は自社開発での生産をしていません。
4. OEM車種の紹介
4-1 ダイハツが製造元のOEM車
- ダイハツ/タント スバル/シフォン


スバルからは、2代目タントの派生モデルであるタントエグゼをOEM供給して、ルクラを販売していました。
2015年に販売終了してから、スバルブランドとしてスーパーハイトワゴンがありませんでしたが、2016年からタントをOEM元としてシフォンが販売されました。
タントと同様に、両側スライドドアを採用しているため、ファミリーカーにぴったりなモデルとなっていました。
またシフォンもタントと同様に、ドレスアップモデルのシフォンカスタムがラインナップしています。
内外装ともにタントと大きな違いはほとんどありません。
エンブレムやボディカラーの種類が大きく違う点になります。
シフォンには装着できないオプションもあるので一度確認が必要です。
グレード・車名 | タント | シフォン |
---|---|---|
L | 1,485,000円~ | 1,485,000円~ |
X(G) | 1,617,000円~ | 1,639,000円~ |
カスタムX(R) | 1,870,000円~ | 1,892,000円~ |
カスタムRS | 1,963,500円~ | 1,985,500円~ |
- ダイハツ/ミライース スバル/プレオプラス トヨタ/ピクシスエポック



ダイハツ・ミライース、トヨタ・ピクシスエポック、スバル・プレオプラスの3台は写真を眺めてみても、ボディ前後やステアリングに付けられたブランドや車名のエンブレムを変えたバッジエンジニアリング以外の違いが見当たりません。
プレオプラスのみ違う点がいくつかございます。
・Bグレード(ビジネスモデル)の設定が無い
・グレード名が他の2車種とは異なる
・Fグレードの価格が約1万円高く設定されている
グレード・車名 | ミライース | ピクシスエポック | プレオプラス |
---|---|---|---|
B SAⅢ | 992,200円~ | 992,200円~ | 設定なし |
L SAⅢ(F) | 1,025,200円~ | 1,025,200円~ | 1,036,200円~ |
X SAⅢ(L) | 1,179,200円~ | 1,179,200円~ | 1,179,200円~ |
G SAⅢ(G) | 1,320,000円~ | 1,320,000円~ | 1,320,000円~ |
- ダイハツ/ハイゼットカーゴ トヨタ/ピクシスバン


先代と同じく、ピクシスバンとハイゼットカーゴの違いはエンブレム程度で基本的にはまったく同じ。
グレード名もハイゼットカーゴと同一名称で、装備内容も同じだ。
ただし、ボディカラーの設定が一部異なり上級クルーズにおいてハイゼットカーゴには設定の「アイスグリーン」がピクシスバンには非設定。
ハイゼットカーゴに設定の「スマホ連携ディスプレイオーディオ」が設定されており、スマホアプリやダイハツコネクトが使用できます。
また、乗用モデル・アトレーワゴンの後継で4ナンバー仕様となった「アトレー」に相当する最上級グレードが非設定。デッキバンなども設定されていません。
グレード・車名 | ハイゼットカーゴ | ピクシスバン |
---|---|---|
スペシャル | 1,100,000円~ | 設定なし |
スペシャルクリーン | 1,177,000円~ | 1,177,000円~ |
デラックス | 1,215,500円~ | 1,270,500円~ |
クルーズ | 1,298,000円~ | 1,397,000円~ |
クルーズターボ | 1,529,000円~ | 1,529,000円~ |
4-2 スズキが製造元のOEM車
- スズキ/アルト マツダ/キャロル


スズキのアルトは、キャロルとして販売されています。基本的に同じように展開されていますが、4WD車を選択できるグレードが限られています。
アルトの方がキャロルに比べてグレード展開が豊富です。2022年の現行ラインアップは、キャロルがガソリンエンジンの「GL」、ハイブリッドエンジンの「HYBRID GS」「HYBRID GX」の計3グレードなのに対し、アルトは「L」「A」「HYBRID X」「HYBRID S」の計4グレードで販売されています。
キャロルはアルトに比べるとボディカラーが少なめです。2022年4月時点で比較すると、アルトは「2トーンが4カラー│モノトーンが8カラー」用意されているのに対し、キャロルは「2トーンが1カラー│モノトーンが6カラー」となっています。
また、「ダスクブルーメタリック」や「ソフトベージュメタリック」などのカラーは共通していますが、「フェニックスレッドパール」や「ブルーイッシュブラックパール3」はアルトにしかありません。ボディカラーにこだわりの色がある場合、キャロルだと選択肢が少し減ってしまうので注意が必要です。
グレード・車名 | アルト | キャロル |
---|---|---|
A | 1,064,800円~ | 設定なし |
L(GL) | 1,119,800円~ | 1,144,000円~ |
HYBRID S(GS) | 1,218,800円~ | 1,243,000円~ |
HYBRID X(GX) | 1,380,500円~ | 1,404,700円~ |
- スズキ/ワゴンR マツダ/フレア


ワゴンRは基本的にフレアと変わりありませんが、アルト・キャロルと同じくグレード展開とカラーバリエーションに違いがあります。
ワゴンRが「FX」「HYBRID FX-S」「カスタムZ HYBRID ZX」「カスタムZ HYBRID ZT」「スティングレー HYBRID T」の6展開に対して、フレアは「HYBRID XG」「HYBRID XS」「HYBRID XT」の3展開で販売されています。
ワゴンRは10色の展開があるが、フレアは8色展開で「ダスクブルーメタリック」「フェニックスレッドパール」はワゴンRにしかありません。
ボディカラーにこだわりの色がある場合、フレアだと選択肢が少し減ってしまうので注意が必要です。
また、ワゴンRのFXグレードには5MTモデルの設定があるのが特徴です。
グレード・車名 | ワゴンR | フレア |
---|---|---|
FX | 1,296,900円~ | 設定なし |
HYBRID FX-S(XG) | 1,463,000円~ | 1,478,400円~ |
カスタムZ HYBRID ZX(XS) | 1,551,000円~ | 1,632,400円 |
カスタムZ HYBRID ZT(XT) | 1,710,500円~ | 1,800,700円~ |
スティングレー HYBRID T | 1,765,500円~ | 設定なし |
- スズキ/ハスラー マツダ/フレアクロスオーバー


フレアクロスオーバーには、モノトーン2色、ツートーン3色の計5色が用意されており、一方でハスラーには、モノトーン5色、ツートーン6色の計11色用意されています。
特にハスラーは選べる色が豊富によういされているため、個性を生かせる車ではないでしょうか?
双方ともにハイブリッド車であるため燃費性能が高く、街乗りだけでなく軽SUV車としてアウトドアでも活躍する車となっているのでおすすめです。
グレード・車名 | ハスラー | フレアクロスオーバー |
---|---|---|
HYBRID G(XG) | 1,518,000円~ | 1,530,100円~ |
HYBRID X(XS) | 1,672,000円~ | 1,683,000円~ |
タフワイルド(ZS) | 1,760,000円~ | 1,822,700円~ |
5. まとめ
今回はOEM車を深堀してきました。
車を探す際、OEM車も含めると選択肢の幅が広がります。
メーカーにこだわりなく車を探している方なら、好みの車が見つかりやすいためOEM車もおすすめです。
カラーやグレードに若干異なる部分があるので、是非一度ご相談くださいませ。
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未使用車とは
自動車の分類では「新車」「中古車」この2種類しかありません。
軽自動車メーカーが登録だけした走行距離が100キロ以内・登録期間が数ヵ月以内の中古車の事を
「届出済未使用車」と呼んでいます。以前は「新古車」とも呼ばれていました。